【募集背景】
松尾研では「知能を創る」ことを目指し、基礎研究を進めています。
さらにはアカデミアでの研究成果を社会に伝播し、生み出された成果がアカデミアに還元されるエコシステムの実現を目指し、講義や企業との共同研究、アントレプレナーシップ教育など多様な活動に取り組んでいます。
<参考記事>
シリコンバレーに並ぶエコシステムの実現に向けて 代表松尾豊インタビュー(前編)
https://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/laboratoryheadinterview_20220901-1/
こうした活動は、組織規模の拡大や多様化するステークホルダーとの連携を伴い、情報システムおよびセキュリティに対して極めて高度で柔軟な基盤を必要としています。たとえば以下のような松尾研特有の課題があります。
・多岐にわたる連携活動の複雑さ: 大学、政府機関、企業との共同研究、さらにはスタートアップ支援やアントレプレナーシップ教育など、多岐にわたる活動を通じて、多様なステークホルダーとデータやシステムを安全に共有・連携する必要があります。
・利益追求ではなく、価値創出を重視した運営: 松尾研は営利目的の企業とは異なり、社会課題の解決や新たな価値創出を目的とした研究・運営を行っています。この特性上、限られたリソースの中で効率的かつ持続可能な基盤を構築するバランス感覚が必要です。
・セキュリティ要件の高度化: AI技術がもたらす社会的インパクトの大きさに伴い、研究データや知的財産を守るための高度なセキュリティ体制が不可欠です。特に、多様な外部パートナーとの連携において、堅牢で柔軟なセキュリティ戦略が求められます。
これらの課題を解決し、松尾研究室のエコシステムの成長をさらに加速させるためには、経営視点から情報システムおよびセキュリティ戦略を主導し、研究活動や社会実装を支える「攻めの基盤」を構築するリーダーシップが必要です。松尾研究室では、情報システムとセキュリティに携わる最高責任者として、全体戦略を設計・実行し、ボードメンバーとともに組織全体の成長と進化を牽引していただける方を募集しています。
【業務内容】
情報システムとセキュリティに携わる最高責任者として、松尾研究室のボードメンバーとともに、組織全体の発展を戦略的に支援していただきます。具体的な役割は以下の通りです
情報システム戦略の策定と実行
・長期的な視点での情報システム戦略の設計と推進
・研究活動の多様なニーズに応える柔軟で拡張性のある情報基盤の構築
・DXによる組織全体の効率化・生産性向上
セキュリティ戦略の策定と実行
・全体的な情報セキュリティポリシーの策定および運用体制の構築
・AI研究や社会実装プロジェクトに対応する高度で堅牢なセキュリティ基盤の設計・実行
・データガバナンスやプライバシー保護体制の最適化
ボードメンバーとの連携および組織マネジメント
・事業戦略全体を情報システムとセキュリティの観点から支援
・チームマネジメントおよびリソース管理を通じて情報システム部門の成長を促進
・外部のパートナーやステークホルダーとの戦略的連携
【このポジションの魅力】
・情報システムとセキュリティの観点から組織の成長を戦略的にリードする役割を担えます。
・最先端のAI研究や技術革新の現場に直結した意思決定を行い、エコシステム全体の発展に寄与する大きなインパクトを生み出せます。
・内部の仕組み作りだけでなく、企業・研究機関・政府といった外部パートナーとの連携を通じて、大規模な変革に挑むことができます。